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「北米最速」のLinuxクラスタ発表

» 2004年05月14日 09時04分 公開
[ITmedia]

 Linuxクラスタベンダーの米California DigitalとQuadrics、Intelは5月13日、Linuxベースのクラスタとしては過去最速、世界でも2番目に高速なスーパーコンピュータの「Thunder」を米ローレンス・リバモア国立研究所に納入したと発表した。

 ThunderはItanium 2プロセッサを4096個搭載、平均して19.94テラFLOPSの性能を実現している。California Digital 6440サーバ1024台で構成され、それぞれがItanium2/1.4GHzを4個とキャッシュ4Mバイト、メモリ8Mバイト、ローカルストレージ73Gバイトを装備。Quadricsの接続技術QsNet(II) を過去最大の規模で実装し、これによって86.9%のクラスタ効率を達成したとしている。

 ローレンスリバモア研究所の先進技術局副局長マーク・シーガー氏は「Thunderは科学シミュレーション用の次世代Linuxクラスタとなるものだ。当研究所のアプリケーションはIntel Xeonベースのクラスタに比べ、50〜400%もスピードアップしている」とのコメントを寄せている。

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