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「バザールでござーる」あと1年でサヨナラでござーる 35周年の節目に引退へ

» 2025年12月22日 18時25分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 NECが1991年から販促キャンペーンなどに使用しているキャラクター「バザールでござーる」が、2026年をもって“引退”することが分かった。黄色いカレンダーも26年版が最後になる。

「バザールでござーる」の「なぞなぞは地球を救うカレンダー」も2026年が最後。PDF版は公式サイトでダウンロードできる。©NEC Corporation 1994-2026. All rights reserved.(出典:バザールでござーる公式サイト、以下同)

 NECによると、理由は事業の変化。同社は「バザールでござーるは、NECがBtoC事業の割合が多かった時代において、個人ユーザーへの親しみやすさを醸成する販促キャラクターとして誕生しました。一方、近年は社会価値創造型企業としてBtoB事業へシフトする中で、企業イメージとの乖離(かいり)が大きくなってきたため、活用中止を決定しました」と説明する。

 バザールでござーるは、1991年11月に販促キャンペーン「NEC冬の情報生活市 バザールでござーる」のキャラクターとして誕生。財津一郎さんが声を担当するサルのキャラクター「バザール・デ・ゴザール」が、バザールに行こうとして失敗し、「ああ〜〜」と叫ぶテレビCMが人気を博した。

 その後、兄の「クロール・デ・ゴザール」、弟の「スモール・デ・ゴザール」などファミリー12人、サブキャラクター18人も登場。関連グッズはカレンダーなどのノベルティが中心だったが、94年に「バザール3兄弟音頭」(歌は財津一郎さん)でCDデビュー。96年には「バザールでござーるのゲームでござーる」という「PCエンジン」向けゲームソフトも発売した。

バザールファミリー。バザール3兄弟はみんなそろってバナナ好き
サブキャラクターたち

 NECは、1982年に16bitチップ搭載の「PC-9801」を発売して以降、個人を含む幅広い層にPC-98シリーズを普及させたが、1990年代のDOS/V登場やWindows 95発売以降は市場の多様化と共に競争も激化。NECは徐々にBtoC(Business to Consumer)からBtoB(Business to Business)へと事業の軸足を移し、現在はITサービスや社会インフラ関連を中心に展開している。

1982年発売の「PC-9801」に始まるPC-98シリーズは80年代後半から90年代にかけて圧倒的なシェアを誇った

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