米Oracleのサフラ・キャッツ社長は、「小憎らしい会社」という世間の同社に対する認識を不本意に感じている。
同氏は5月19日、米サンフランシスコで開催の2004 SIAA Enterprise Software Summitで、Oracleは「クライアント/サーバコンピューティングは死にかけている」といったような耳に痛い発言をすることがあると語った。
これは『王様は裸だ』と言い切った子供と同じで、「世間からは、ちょっと突飛、あるいは小憎たらしいやつという目で見られる」とキャッツ氏。
同氏はまた、ラリー・エリソンCEOに対する世間の認識にも不満だ。「一番がっかりさせられるのは当社CEOに対する認識だ」と同氏は語り、世評と現実は裏腹だと言い添えた。エリソン氏は、厚かましく無遠慮な人物と見なされることがある。
キャッツ氏によると、自分は社長だが、エリソン氏は今もOracleで采配を振るっている。「私は実際のところ、自分の仕事は、CEOのビジョンとアジェンダを推進することだととらえている」とする。
キャッツ氏は、チャールズ・フィリップス氏とともに、1月にOracle社長に昇格した(1月13日の記事参照)。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR