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TechEd 2004開幕。バルマー氏、今後10年の大変化を予測

» 2004年05月25日 08時12分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米Microsoftのスティーブ・バルマーCEOは5月24日、米カリフォルニア州サンディエゴで開催の同社カンファレンスTechEd 2004で基調講演に立ち、ITは今後の10年で、過去10年間以上に大きな変化と革新を遂げるだろうと予測した。

 企業IT部門は依然、緊縮予算とセキュリティという課題を抱えているが、今後起きる変化は、PCの誕生のほか、ブロードバンドや携帯電話といった過去数年間の技術革新以上に、社会に大きな影響を及ぼすことになるとし、主な技術革新の分野として、自然言語、人工知能、高度検索技術、モバイル技術、相互運用性技術を挙げた。

 24日発表され、ステージ上でデモが行われた製品は、開発ツール拡張機能の「Visual Studio 2005 Team System」、Visual Studio .NET用アドオンの「Web Services Enhancements(WSE)2.0」、WordやOutlookなどのOffice製品にWebサービスを取り込むためのツールセット「Office Information Bridge Framework」のテクニカルプレビュー版など。

 期待されていた「Visual Studio 2005」のβ版はリリースされなかったが、同社のある幹部は、6月末にオランダのアムステルダムで開かれるTechEd Europeでβ版がリリースされる可能性をほのめかした。

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