米Sun Microsystemsは6月2日、Solarisのソースコードをオープンソースライセンスの下で公開する方針を確認した。
広報のラス・キャストロノボ氏は、オープンソース版Solarisが進行中だと認めた。ただ、Sunがどのソフトライセンスを利用するのか、すべてのコンポーネントをオープンソース化するのか、具体的にいつオープンソース化するのかといったプロジェクトの詳細は明らかにしなかった。
「現時点では進行の途上にある。現在まだ検討している段階で、細部に目を向けているところだ。煮詰めなければならないことは山ほどある」と同氏。
Sunの内部筋によれば、Solarisのオープンソース化に踏み切るかどうかはこれまでもずっと論議されてきた。最近ではスコット・マクニーリCEOが、このような価値ある資産をフリーにリリースすることはSunにとってほとんど意味がないと発言している。
Open Source Initiative創設者のエリック・レイモンド氏は、Solarisのカーネルにはある程度興味深い技術も含まれているが、開発者に関心を持ってもらうためには数カ月以内にオープンソース版のSolarisを具現化する必要があると指摘。「6カ月以内にこれができなければ、まったく問題にならないだろう。Linuxが非常に速いペースで進歩しているからだ」と話している(→関連記事)。
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