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アラン・ケイ氏に京都賞

» 2004年06月12日 10時06分 公開
[ITmedia]

 稲盛財団は6月11日、Hewlett-Packard(HP)のシニアフェロー、アラン・ケイ氏に第20回京都賞を授与すると発表した。

 京都賞は世界の科学、文明の発展に貢献した人物に贈られる賞。受賞者にはメダルと賞金5000万円が授与される。

 ケイ氏は、大型コンピュータ全盛期にパーソナルコンピュータの概念を生み出した。Xeroxのパルアルト研究所(PARC)時代、GUIの原型を備える「Alto」の開発を主導。現在は幼児向けのコンピュータ教育に取り組んでいる。

 ケイ氏は先端技術部門で受賞。このほか、基礎科学部門ではがん抑制遺伝子理論を確立したアルフレッド・ジョージ・クヌッドソンJr.氏、思想・芸術部門では『公共圏の構造転換』を著した哲学者、ユルゲン・ハーバマス氏が選ばれた。

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