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» 2004年06月15日 09時27分 UPDATE

LinuxでのInfiniBand利用促進へ「OpenIB Alliance」結成

高性能コンピューティング(HPC)のユーザーとSun Microsystems、Dell、Intelなどのベンダー各社は、「OpenIB Alliance」を結成し、各種ネットワーキングプロトコルの実装に加え、InfiniBandハードウェアドライバなどの開発に当たる。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 高性能コンピューティング(HPC)のユーザーとSun Microsystems、Dell、Intelなどのベンダー各社は6月15日、InfiniBand I/OアーキテクチャをLinuxで簡単に利用できるようにするための取り組みを立ち上げる。プロジェクトに参加する複数の企業が明らかにした。

 各社は「OpenIB Alliance」を結成し、IP over InfiniBandやHPCで利用されるMPI(Message Passing Interface)など、各種ネットワーキングプロトコルの実装に加え、共通ソフトウェアユーティリティ、InfiniBandハードウェアドライバなどの開発に当たる。

 「相互運用性に注力し、参加企業全員が、このソフトウェアスタックに基づく市場の育成に向けて協力する」と、OpenIB Alliance参加企業の1社、Engenio Information Technologiesの戦略プランニング担当シニアディレクター、スタン・スケルトン氏は説明している。

 ほかの参加企業はTopspin Communications、Network Appliance、Mellanox Technologies、Voltaire、Infinicon Systemsなど。InfiniBand利用組織として、サンディアとローレンス・リバモアの両米国立研究所も名を連ねるという。

 「IHV(独立系ハードウェアベンダー)はこれまで、個々にInfiniBandスタックを用意する必要があった。各社で作業が重複し、本来協力できる場面で競争していた」と、あるOpenIB Alliance参加企業は匿名を条件にコメントした。

 同筋によると、これまではハードベンダー各社がInfiBand利用のために各社独自のソフトを提供してきたが、OpenIB Alliance結成によって、初めて、オープンソースライセンスの下で、ソフトをリリースするためのリソース統一が図られる。さらに同筋によれば、このプロジェクトの主導者らは、そのソフトが標準Linuxカーネルに組み込まれることを望んでいるという。

 スケルトン氏は、OpenIB AllianceはBSDライセンスとGNU General Public Licenseの二つのオープンソースライセンスの下でソフトをリリースすると話している。また同氏は、「(OpenIB Allianceは)まずはLinuxに注力するが、ほかのOSにもこれを適用できない理由はない」と言い添えた。

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