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ライブドア堀江社長の「青いバラ」News Weekly Access Top10(6月27日〜7月3日)

» 2004年07月05日 16時51分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 ライブドアが大阪近鉄バファローズの買収意向を表明した会見記事が上位に入った。会見場の約100席は満席。10数台のTVカメラと30人以上のスチールカメラマンに囲まれた堀江貴文社長は一躍時の人となった。

 「日本の国技とも言える野球を支えたい」――買収表明に踏み切った理由をこう説明する堀江社長。「今の野球界はベンチャー企業と同じで、伸ばせる余地が十分にある。合併で球団数を減らしてしまえば、プロ野球は衰退する一途だ」と1リーグ制に向かう球界に警告する。

 堀江社長は昨日、近鉄の本拠地である大阪ドームに初めて赴き、近鉄−オリックス戦を観戦した。近鉄ファンからの「がんばって!」「頼むで」とのエールを受け、握手やサインを次々に求められたという。

 会見をきっかけに盛り上がっている近鉄買収論。選手もファンもマスコミも歓迎している様子だが、近鉄サイドはほぼ無視。球界も近鉄とオリックスの合併を粛々と進めている。買収の実現可能性は決して高くないが「可能性がゼロでない限りがんばる」(堀江社長)。

 不可能の代名詞だった青いバラも、サントリーが開発に成功した。堀江社長にも「ITベンチャーが球団を買収する」という青いバラを、ぜひ実現してほしい。

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