オリンパスと早稲田、脳科学研究所をシンガポールに設立

[ITmedia]

　オリンパスと早稲田大学は7月14日、脳の機能解明をテーマとした「早稲田・オリンパス バイオサイエンス研究所」をシンガポールに共同で設立したと発表した。産学連携で基礎科学から技術開発まで一貫して行う。

　思考や感情、意識といった脳の最高レベルの機能について、脳の左右や男女差といった視点から解明する。これまで独立に研究されていた心理学と神経科学の手法を統合的に使用する。また抑制のメカニズムや、良質な睡眠をとるための基礎研究も行う。5年程度で具体的な成果の発表を目指す。

　所長には早大理工学部の吉岡亨教授が就任。PI 5人、PD 3人体制でスタートする。10月には両者共同出資の研究開発会社として法人化する計画。