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ハイエンドG5の出荷はさらに遅れる?

» 2004年08月18日 18時46分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Prudential Equity GroupとUBSのアナリストは、IBMのG5プロセッサ出荷の遅れがApple Computerにとって短期的な「脅威」になると述べている。両社のアナリストは、出荷は当初予定よりも遅れると指摘している。

 「1.8GHzおよび2.0GHzのG5プロセッサは予想したよりも入手が困難になるかもしれない」とPrudentialのアナリストは語っている。当初は、7月いっぱいは不足するが、8月からは供給が追いつくという話だったが、IBMがそのスケジュールに合わせて供給するのは困難だと、同社では考えている。

 IBMはG5チップをAppleに対し、優先的に供給しているが、今月末に開催されるApple Expo Parisで発表されると予想されているG5 iMacがリリースされれば不足するのは目に見えている。

 UBSのアナリストは「Power Macの出荷不足は2005会計年度の第1四半期における問題となり、今月末に発表される新iMacに対する強い需要により、供給不足が起きる」と予想する。

 PrudentialはAppleの格付けを変更していないが、「財務的影響は少ないものの、数字的な上昇は困難なようだと警告する。また、売上高/一株当たり利益が落ち込むリスクが若干ある」と述べている。「2005会計年度の一株当たり利益は28倍以上となっており、現在の株価は申し分ない状態だ。どんなものでも、悪いニュースがあれば、落ち込みの原因となりうる」と同アナリスト。

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