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世界サーバ市場で64ビットx86が急成長

» 2004年08月26日 08時51分 公開
[ITmedia]

 Gartnerが8月25日に発表した2004年第2四半期の世界サーバ市場調査によると、市場規模としては前年同期比で7.7%増の115億ドルとなった。同社では、64ビットx86の急激な伸長、ローエンドサーバの続伸を指摘している。

 売り上げベースでは引き続きIBMがトップで、全体の30.7%を占める。Hewlett-Packard(HP)が27.3%で続き、Sun Microsystems、Dell、Fujitsu/FSCの順となっている。台数ではHPがトップでDell、IBM、Sunと続くが、台数ベースで伸びているのはDellとSun。それぞれ前年同期比の成長率は29.2%、38.4%と急伸している。Sunは電気通信事業者向けにNetraサーバが売れたこと、ハイエンドサーバが好調だったことが幸いした。

 サーバに採用されているOSではLinuxが売り上げで54.6%、台数で61.6%と大幅に伸びており、売り上げでは全体の9.5%を占める。Windowsサーバは売り上げで全体の34.4%を占め、UNIXは減少傾向にある。

 CPU別に見ると、Itaniumは堅調に推移しているが、64ビットx86が2183%という目覚ましい成長を遂げている。x86全体としては、前年比で約10%の成長で、売り上げベースでの7.7%という成長率を上回っている。売上高では51億ドルとなっている。

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