NECエレクトロニクスは9月29日、DVDレコーダーの画像や音声データのバックエンド処理を1チップに集積した小型システムLSI 4製品をを12月1日からサンプル出荷すると発表した。サンプル価格はそれぞれ6000円。
3月に発表した「μPD61181」(サンプル価格1万円)の低価格版。動画・音声データの圧縮・伸張や、静止画・動画の出力、演算などDVDレコーダのバックエンド処理が、メモリを付加するだけで可能になる。
3次元Y/C分離機能とDivX対応「μPD61178」、2次元Y/C分離機能とDivX対応「μPD61177」、3次元Y/C分離機能対応「μPD61176」、2次元Y/C分離機能対応「μPD61175」の4機種。
IEEE 1394リンクレイヤーコントローラなど一部機能を省いたほか、ハードに搭載していた機能の一部をソフトに移行するなどして低価格化・小型化した。
CPUコアにはMIPS32 4KE×2を採用。消費電力をμPD61181の約半分となる1.5ワットに抑えた。
μPD61181では2つ搭載していたATA専用インタフェースは1つに削減。代わりに汎用I/OインタフェースとATA共用インタフェースを搭載して接続機器を選べるようにし、DVD&HDDレコーダーだけでなく、DVD録画のみの低価格レコーダーにも利用できるようにした。
μPD61178とμPD61177は、ビデオDACを108MHz/10ビットに向上させている。
新製品は、10月5日から千葉県幕張メッセで行われる「CEATEC JAPAN 2004」に展示される。
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