オムロンはこのほど、2つ折りタイプのクラムシェル型携帯電話向け液晶ライト「リバーシブルライト」を開発したと発表した。液晶ディスプレイ1枚と組み合わせれば、メイン画面とサブ画面両方を表示できる。ディスプレイ部を従来の半分の薄さにできるほか、コストも半分に削減可能だという。
従来、両画面を表示するには、液晶ディスプレイ・バックライトをそれぞれ2枚ずつか、液晶ディスプレイ1枚とバックライト2枚が必要だったが、新技術ならこれが1枚ずつで済む。
同社が昨年発表したフロントライト技術を改良し、新開発のバックライト技術を組み合わせた。
独自の「ダブルプリズム」技術によりバックライトの輝度を従来の1.3倍に高めた。従来、バックライトの輝度向上に必要だった拡散シートやプリズムシートが不要なため、薄型化や設計の単純化につながる。
導光板表面に100ナノメートルの超微細ナノプリズムアレーを形成し、フロントライト反射光を低減した。高コントラストでクリアな画像を表示できるという。
同技術は、10月20日からパシフィコ横浜で開催する「FPD International 2004」に出展する。
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