PCなどの時刻合わせに使われているNTP(Network Time Protocol)サーバの草分け、福岡大学の「clock.nc.fukuoka-u.ac.jp」へのアクセスが増え過ぎてしまい、管理者を悩ませているという。
同サーバを管理している同大の鶴岡知昭助教授名で1月20日、2ちゃんねるの「時刻合わせ総合スレッド」に書き込まれた内容によると、同サーバへのアクセスは毎秒900件に上り、大学の回線帯域を2Mbpsも使っているという。ADSLモデムに組み込まれた例もあるといい、負荷分散のため「例えばWindows系は出来るだけISP内のサーバを参照して欲しい」と呼び掛けている。
同スレッドにはその後、ISPごとのNTPサーバリストも掲載された。
福岡大学のNTPサーバは1993年に設けられ、各種時刻合わせソフトなどでもデフォルト的に使用されてきた。ただし原理上、遠方からアクセスすると精度が低くなるため、なるべく近くのNTPサーバを参照したほういい。時刻合わせソフトを常駐させたり、Windows標準のNTPクライアント機能を使用しているユーザーは、参照先サーバの設定を一度見直してみよう。
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