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東芝とエルピーダがXDRメモリを同時発表

» 2005年03月30日 18時35分 公開
[ITmedia]

 東芝とエルピーダメモリは3月30日、512MビットXDR DRAMを開発、製品化したとそれぞれ発表した。XDRメモリはソニー・コンピュータエンタテインメントの次世代家庭用ゲーム機「PlayStation 3」が採用する。エルピーダは量産出荷を9月に予定している。

東芝のXDR DRAM「TC59YM916BKG」。2003年末発表製品に続く第2世代品

 XDRメモリは、米Rambusの超高速データ転送技術を採用した次世代DRAM。東芝とエルピーダの製品はそれぞれ1.8ボルトで動作し、データ転送速度は東芝製が4.8GHz(最大6.4GHz)、エルピーダ製が3.2GHz(同4.0GHz)。

 PS3が搭載するCellプロセッサはXDRメモリインタフェースを採用し、東芝は同プロセッサをデジタルAV機器にも組み込む計画。XDRの広帯域を活用し、HD品質の高精細画像などをリアルタイム処理する。

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