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デュアルコアOpteron、4月21日にデビュー予定

» 2005年04月08日 11時07分 公開
[IDG Japan]
IDG

 IntelとAdvanced Micro Devices(AMD)はプロセッサのデュアルコア化に向けて火花を散らしているが、AMDのデュアルコアOpteronは4月21日、ニューヨークでデビューを果たす計画だ。同社に近い筋が明らかにした。

 このイベントは、2003年4月22日に発表された64ビットOpteronの2周年を記念するもので、デュアルコアOpteronを採用したシステムもサーバベンダーから同時期に発表されるとみられる。

 64ビット化では水をあけられてきたIntelも黙ってはいない。同社は先週64ビットXeonプロセッサへの移行を完了し、初のデュアルコアチップであるPentium D、Pentium Extreme Edition 840を6月末までに投入することを言明している。

 両社とも「デュアルコアプロセッサの旗手」との評判を得ようと躍起になっている、とMicroprocessor reportのケビン・クレウェル編集長は解説する。例えば、Intelは未発売のデュアルコアPentium Extreme Editionを搭載したシステムを複数の専門誌に提供し、ベンチマークまで取らせているとクレウェル氏は指摘している。

 AMDの広報担当者は4月21日のイベントで何が発表されるかについてはコメントを拒否した。「この年次イベントは恒例となっている。AMD Opteronの成功をパートナー、ユーザーと祝うためのものだ」と広報。ただし、プレスへの招待状には「このイベントに関連したいくつかの重要な発表が予定されている」と記されている。

 シングルコア版と同様に、デュアルコアOpteronは95ワットの最大消費電力が予想されている。ただし、2個のプロセッサを同じ消費電力で駆動するために、どの程度までクロック速度を落とす予定なのかについては明らかにされていない。Opteronの現時点での最高クロックは2.6GHz。

 クレウェル氏はデュアルコア版Opteronは最高で2GHzでリリースされると予想する。AMDによれば、デュアルコアプロセッサはシングルコアOpteronサーバのデザインにフィットするように設計されているという。

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