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半導体製造装置販売、昨年のあおりで今年は減少へ

» 2005年04月09日 07時02分 公開
[ITmedia]

 調査会社Gartnerが4月7日発表した予想によると、2005年の世界の半導体製造装置販売は、64%増という高い伸び率に達したこともある2004年のあおりを受け、11.6%減に転じる見通しだ。

 2006年も6.5%のマイナスとなった後、2007年には16.6%増に転じるとGartnerは予想。「2005年は明らかに次の下降サイクルに入るが、過去のようなサイクルが繰り返されることはないと当社は見ている。今回はもっと緩やかなサイクルとなり、現在は、2007年に半導体がもっと高いレベルの成長に再び転じるまで、小休止している状態だ」。Gartnerの調査担当副社長クラウス・リネン氏はこう指摘する。

 分野別では今年、ウェハー製造装置で最も大きな落ち込みが予想され、前年比で12.2%減の248億ドルとなる見通し。唯一伸びが見込めるのは自動テスト装置で、3.1%の増加が予想されている。

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