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タカラ、最終赤字147億円に 佐藤会長が代表権復帰

» 2005年05月12日 18時58分 公開
[ITmedia]

 タカラが5月12日発表した2005年3月期連結決算は、純損失が146億8700万円(前期は7億9900万円の黒字)となり、最終赤字に転落した。

 売上高は971億5800万円(前期比9.4%減)、営業損失は115億3900万円の赤字(前期は47億9600万円の黒字)、経常損失は119億3400万円(同31億2400万円の黒字)。

 玩具事業は「デュエル・マスターズ」が引き続き好調だったが、「ベイブレード」の海外売り上げ大幅減、テレビにつないで遊ぶゲーム機「plug it ゲーム」などの落ち込みを補う新規ヒット商品がなく、棚卸し資産の評価損計上と販管費の大幅増で111億2500万円の営業赤字となった。

 家電事業は「±0」シリーズの売り上げが目標に届かず営業赤字、その他事業も電気自動車やホームセンターなどが低調で赤字だった。

 今期連結業績は売上高1100億円、経常利益12億円、純利益14億円。事業領域の絞り込みや固定費削減、子会社再編などを早急に進めるとしている。

 同日、4月に社長を退任した佐藤慶太会長を代表取締役に選任したと発表した。奥出信行社長と代表権者2人体制とし、事業再構築を強力に進めるとしている。

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