ストレージ企業の米Iomegaは5月24日、ナノテクノロジーを使った光データストレージと、外部ストレージメディアに関する特許2件が米特許商標庁で認められたと発表した。
このうち「光データストレージのための手法と装置」(米特許番号6,879,556)と題した特許では、反射型ナノ構造を使って高度なマルチレベルフォーマットでDVDの表面にデータをエンコードする技術について解説している。
この技術を使った「AO-DVD」(Articulated Optical - Digital Versatile Disc)では、1枚のDVDに記録できるデータ量を増やすことができ、現在のDVDに比べて40〜100倍もの情報を、5〜30倍の伝送速度で記録できる可能性があるという。コストは現在のDVDと同じ程度に抑えることが可能。
Iomegaではこれらナノ構造データエンコーディングフォーマットを商用利用できる可能性について検討中。この特許を使ったデータストレージデバイスを商品化するためのパートナー探しも進めているという。
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