大和証券はオンライン株式取り引きサービス「ダイワ・ダイレクト」で7月1日から、現物株式取り引きの手数料に定額制を導入する。大手証券によるオンライン取り引き手数料の実質値下げで、オンライン専業も含めた証券各社の投資家取り込みが激化しそうだ。
現物株取り引きについて、1日の約定代金合計が300万円以下(現物・信用の合計)なら、取り引き回数に関係なく手数料を一律3150円とする新料金メニューを導入する。約定ごとに手数料を取る従来方式も選択可能だ。
投資家が証券会社から資金を借りて行う信用取引では、既に同様の定額制を導入している。信用取引では利用ルールを緩和し、いわゆる「二階建て」取り引きと「両建て」取り引きを解禁した。1銘柄当たりの建て株上限も1億円から30億円に引き上げ、合計金額は上限を撤廃した。
同一受渡日において異なる銘柄を売買する場合、同一資金での決済を可能とする「ループ取り引き」も取り扱いを始める。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR