ホワイトボックスPCにおけるデスクトップOSで、Linuxのシェアは約1%だということが、IDCの調査で明らかになった。
調査対象は、リセラー200社、中小企業250社、顧客400人。調査対象の中小企業のうち、次に購入するホワイトボックスPCでLinuxの導入を計画しているところはわずか1.1%という結果が出た。LinuxをブランドのノートブックPCで使っている消費者は1.7%。ホワイトボックスPCの組み立て業者によれば、2005年におけるLinux搭載マシンの比率は1.1%になる見込みだという。
Linuxは以前よりもアクセサビリティーが向上しているが、デスクトップPCとノートPCにおけるLinuxの比率は依然として低いままだと、IDCのPCハードウェア担当アナリストであるマイケル・セイガー氏はコメントしている。
海賊版をカウントすれば、Linuxの比率はさらに低いものになると、セイガー氏は言い添えた。
回答者の中には、Linuxのライセンス費用は安いが、その分、サポートコストが掛かるとの声もある。セイガー氏は「Linux専門のサポート担当者は給与が高い可能性がある」と指摘する。
セイガー氏は販売チャネルに対し、Linuxを教育、政府機関、マニアなどの既存ユーザーにフォーカスするか、オプションとして提供するよう助言している。システムビルダーにとっては、シンクライアントのシステムとサーバはさらなる可能性を秘めているとセイガー氏は付け加える。
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