プロフェッショナル向けプロジェクター大手のBarcoとEastman Kodakが6月22日、戦略的提携を発表した。製品ラインを広げ、設置やサポートも含むデジタルシネマ市場に統合的なソリューションを提供する。
Barcoはハイエンドのプロジェクターメーカーとして知られており、Texas InstrumentsからDLP Cinema Technologyをライセンスしている3社の1つでもある。Kodakのデジタルシネマシステムとは補完的関係にあり、両社の製品を合わせてデジタルシネマの統合的ソリューションを提供し、今後は協力してそれぞれの製品開発に寄与していくという。両社は既に米国の3カ所のシネプレックスで協力している。
Barcoは全世界で200カ所以上の映画館向けに2000台のデジタルプロジェクターを納入した実績を持つ。
両社は販売、マーケティング、サービス、サポート、システム開発で提携し、それぞれの知的所有権を活用してデジタルシネマ向け製品を開発する。BarcoはKodakのカラーマネジメント技術を自社の映画用プロジェクターに利用する計画だという。
6月27日から30日まで、オランダのアムステルダムで開催されるCinema Expo International展示会で、両社の共同デモンストレーションが実施される予定だ。
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