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英語とmixiの相性News Weekly Access Top10(2005年7月10日−7月16日)

» 2005年07月19日 17時29分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 先週のアクセストップは、“IT”mediaとしては意外な結果。ITとはあまり関係なさそうな、英語テスト「TOEIC」リニューアルに関する記事だった。TOEICの点数が昇進に関わる会社が増えており、IT戦士の注目度も高いようだ。

 4位にはソーシャルネットワーキングサイト(SNS)「mixi」で出会って結婚したカップルに関する記事がランクインした。“mixi的人間関係”には日本語よりも英語のほうが便利そうだ。

 mixiは、友人リンク「マイミクシィ」(マイミク)を通じて、ユーザー同士の人間関係をフラットにつないでしまう。職場の上司も大学の後輩もネットで知り合った人も同じマイミクだ。

 現実社会ではそれぞれに対して言葉遣いや態度を変えていても、mixiではそうもいかない。日記やコメントを丁寧語で書くか、ざっくばらんな友達言葉で書くかも、判断が難しい問題の1つだ。

 こういった場には日本語より英語の方が便利だ。日本語ほど厳格な敬語がなく、目上の人でも友人でも、それほど言葉遣いを変えずに話すことができるためだ。

 mixiのように、人間関係をフラットに結ぶネットサービスが本格的に普及すれば、相手によって言葉使いを変えるという文化が失われ、日本社会もどんどんフラットになっていくんじゃないか――そんなふうに感じた。

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