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Windows Vistaのβ1が27日リリースへ

» 2005年07月27日 12時06分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Microsoftは7月27日に次期Windowsの最初のβ版をリリースする。同社の計画に詳しい筋が明らかにした。

 MicrosoftとWindowsの動向を中心に追っているブログサイトのWinbeta.orgは7月26日、MicrosoftがWindows Vistaのβ版を27日にリリースするとのエントリーを掲載した。Windows VistaはLonghornのコードネームで呼ばれてきた次期Windowsクライアント。

 同社の計画に詳しい別の情報筋もWindows Vistaのβ版が27日にリリースされると認めた。ただ、Microsoftの担当者はこの件を確認も否定もしていない。

 Microsoftは7月22日、Longhornの正式名称を「Windows Vista」にすると発表し、β版を8月3日にリリースすると述べていた。27日のリリースは多少前倒しとなるが、同OSの最初のβ版を米国で夏の間にリリースするという以前に表明された同社の計画に沿っている。

 Winbeta.orgによると、β版では開発中のInternet Explorer(IE)7が初披露される。Microsoftは、IE 7ではフィッシング対策機能の搭載など多数の機能強化が施されると約束している。MicrosoftはIE 7のWindows Vista版のリリースと同時にWindows XP版もリリースする予定だ。

 Microsoftは以前から、最初のβ版には仮想フォルダや新しいデスクトップ検索エンジンなど、Windows Vistaの新機能の一部だけが搭載され、正式版で提供されるGUIの強化機能の多くは搭載されないとしていた。

 同社によると、最初のβ版にはWebサービスベースの通信フレームワークであるIndigoとAvalonユーザーインタフェースの各β版も搭載される。

 また、Microsoftは9月中旬にロサンゼルスで開催するProfessional Developers Conferenceで、Windows Vistaのより堅牢なプレビュー版を開発者に配布するとの見方が広がっている。

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