米Microsoftは7月27日、Windows次期バージョン「Windows Vista」のβ1をリリースした。Windows Vista Technical Beta Programを通じてβテスター約1万人に公開、開発者プログラムのMSDNとTechNet経由でも数千人に公開する。
Windows Vista β1ではセキュリティ、導入、管理性、パフォーマンスの強化に重点が置かれ、ユーザーアカウント保護機能、マルウェア対策機能などが盛り込まれた。
ブラウザ新版のInternet Explorer(IE)7では、新機能としてタブブラウジングやRSSをサポート。Webページを印刷サイズに合わせて自動調整する機能や、MSN、 AOL、Google、Yahoo!などの主要検索を組み込んだツールバー検索ボックスを提供している。
Windows Vista β1には、コードネームでAvalonと呼ばれていた「Windows Presentation Foundation」と、Indigoと呼ばれていた「Windows Communication Foundation」のβ1も含まれる。
また、Windows Serverの次期バージョン(コードネームLonghorn)も、Technical Beta Programを通じて初のβが同時公開された。メーカー、OEM、システムビルダー、独立系ソフトベンダーなどが利用できる。正式リリースは2007年の予定。
システムの必要最小構成が判明するのは早くても来年夏になるとしながらも、Microsoftでは目安として、メモリ512Mバイト以上、 DirectX 9.0をサポートしたグラフィックスカード、Intel PentiumまたはAMD Athlonを搭載した最新のPCを推奨している。
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