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» 2005年07月30日 08時38分 公開

ディスカバリーの船体調査を支援するハイテクツール

ディスカバリー打ち上げ時の損傷調査にレーザーセンサーやカメラなどのハイテクツールが活躍している。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 米航空宇宙局(NASA)の科学者とエンジニアはスペースシャトル「ディスカバリー」に搭載したハイテクコンポーネントを使い、打ち上げ時の損傷について船体を念入りに調べている。打ち上げ時に外部燃料タンクから断熱材がはがれ落ちたことに伴う懸念は払拭されていない。

 レーザーセンサー2基、モノクロカメラ1基、50フィートのエクステンションブーム1基がシャトルのロボットアームに取り付けられ、NASAエンジニアが船体の外壁を1インチ平方ごとにくまなく調べて、12日間のミッションを終え地球に戻る際の危険につながる損傷がないかどうかを探っている。

 NASA当局者はこれまでのところ、長さ約75センチの断熱材の破片が7月26日の打ち上げで外部燃料タンクからはがれ落ちた際に、シャトルに当たったり傷つけたりはしていないとの見方だ。しかし損傷の可能性を完全に排除するため、検査が続けられている。

 拡張ブームはカナダの技術ベンダーMacDonald, Dettwiler and Associates(MDA)のオンタリオを拠点とするスペースミッション部門が、ロボットアームの予備部品を使って建設した。MDAエンジニアのハーブ・ゴートマン氏によれば、拡張の先端に取り付けられた特製レーザーセンサーとカメラをシャトル乗員が操作して、タイルと保護パネルの詳細な画像を捕らえることが可能。その後データは地上のエンジニアへと転送される。

 別のコンポーネントであるLaser Dynamic Range Imager(LDRI)は、アルバカーキにあるサンディア国立研究所が設計・構築を手掛けた。NASAによれば、センサーでシャトルの外壁をスキャンすると、LDRIで2Dと3Dの画像データが作成される。

 ブームに取り付けられた3番目の装置は、オタワにあるNeptec Design Group製のレーザーカメラ。シャトルの表面をスキャンして、表面の画像モデル作成に使われるデータを記録する。このカメラでは表面に照射したレーザー光線の反射を利用して、不完全な部分があれば深さなどの特徴を計測すると、Neptecの研究開発ディレクター、イアン・クリスティー氏は話している。

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