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» 2005年08月16日 17時03分 公開

FBI、新システム導入に向けベンダー各社に入札依頼

新プロジェクトでは4段階に分けてシステムを構築。旧来の幾つかの事件管理システムを1つのペーパーレスシステムにまとめる。

[Caron Carlson,eWEEK]
eWEEK

 米連邦捜査局(FBI)は先週、40数社のITベンダーからなる選定企業の一団に、次世代データ管理プロジェクト「Sentinel」に関する提案依頼書を送った。FBIがこのプロジェクトに充てる費用額は公表されていない。Sentinelは導入中止となったVirtual Case File(VCF)プロジェクトに代わるもの(6月9日の記事参照)。VCFは、監査によって管理のまずさや見落としが見つかり、不適切な投資と指摘されて、FBIが3月に導入を取りやめている。

 Sentinelの目的は、FBIの旧来の幾つかの事件管理技術を1つの統合型ペーパーレスシステムにまとめることと、米中央情報局(CIA)など、ほかの法執行機関との協力体制を強化することにある。FBI広報担当は、提案依頼書の内容とSentinelの要件は非公開だとしている。

 米国立衛生研究所の契約担当官によると、Sentinelの提案依頼書は、CIO-SP2iと呼ばれる米政府全体のIT契約において、2000年に参加社として選定されたベンダー各社に対して送られた。米国立衛生研究所はCIO-SP2契約を管理している。

 提案依頼書を受け取った企業には、Accenture、Computer Sciences、General Dynamics、Lockheed Martin、Northrop Grumman、Raytheonなどの最大手ITベンダーが含まれる。VCFプロジェクトの主要業者だったScience Applications InternationalもCIO-SP2i契約に参加している。中止となったVCFは、1億7000万ドル相当のプロジェクトだった。

 5月に議会でSentinelについて証言したFBIのロバート・ミューラー長官は、Sentinelの場合、VCFと異なり、新機能を4段階に分けて徐々に導入できると説明している。

 年内に実装が開始され、完全実装には最長4年かかるとみられる。最終的には、犯罪情報提供者管理システム、銀行強盗統計アプリケーション、金融機関詐欺に関するシステムなど、FBIの幾つかの事件管理システムがSentinelに置き換えられることになる。

 FBIによると、各段階で新機能が導入され、自動ワークフロー、検索、記録・事件管理、報告手続きなどの新機能を徐々に利用していくことができる。新システムは、FBIの部署間および外部との情報共有を促進するため、XML標準をサポートする。

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