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Microsoft、ID管理ソフトのAlacrisを買収

» 2005年09月20日 08時27分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは9月19日、認証/ID管理ソフトメーカーAlacrisの買収を発表した。Windowsのスマートカード機能を顧客に活用してもらいやすくする狙い。

 Microsoftによれば、Windowsでは現在、Active DirectoryとMicrosoft Certificate Servicesを通じてスマートカードなどの認証技術をデスクトップで利用するためのプラットフォームを提供している。しかしスマートカードハードのプロビジョニングやデジタル認証の導入には複雑さが伴うのが現状。スマートカードの導入成功のためには組織ごとの特定ニーズに合わせたインフラの導入が鍵となり、Alacrisの製品はこうしたニーズに対応するものだと説明している。

 Alacrisの技術ではデジタル認証とスマートカードライフサイクル管理機能を提供、顧客によるスマートカードインフラの導入、管理、メンテナンスを支援している。IT部門にとっては新しいスマートカードのプロビジョニングと既存のスマートカードの構成合理化を図る一助となり、一般的なタスクを自動化してWindowsベースのスマートカードインフラに掛かる全体的な経費を抑えることも可能だとしている。

 Microsoftではいずれ、Alacris技術のβ版を公開する方針。

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