東芝は9月21日、次世代DVDの追記型「HD DVD-R」で、容量を30Gバイトに高めた2層ディスクを開発したと発表した。このほどDVDフォーラムでHD DVD-Rのver1.9として承認され、年内にver2.0として規格書発行を目指し、同社が来春発売予定のHD DVDレコーダーでサポートする予定。
HD DVD-Rは1回限りの記録が可能。今年2月に容量15Gバイトの1層ディスクの規格書(ver1.0)が公開された。大容量化に向け、色素メーカーと共同開発した新色素を使って2層ディスクをDVDフォーラムに提案し、承認された。
新ディスクは現行DVDや再生専用のHD DVD-ROM、書き換え型のHD DVD-RWと同様に0.6ミリ厚ディスクを2枚貼り合わせた構造を採用している。記録層には現行DVD-Rと同様に有機色素を使うため、DVD-R製造設備の活用でコストを抑えられるとしている。
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