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“変身ディスプレイ”にアキバ系専用SNS――東京コンテンツマーケット(2/2 ページ)

» 2005年10月20日 08時52分 公開
[岡田有花,ITmedia]
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 自動で精密な3D画像を作成できるシステムがあるかと思えば、手動で周囲360度の画像を撮影できる手作りのデジカメシステムも。11番の月を主宰する冨士俊雄さんは、特製の三脚に載せたEOS Kiss Digitalを45度刻みで回転させ、パノラマ画像を撮影する。

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 上下前後左右6枚の画像を撮影してつなぎ合わせれば、少々荒いながらも、継ぎ目のない360度画像を作成できる。「360度パノラマ画像は2〜3万円が相場だが、これを1000円にしたい」と、冨士さんは意気込む

photo しくみデザインが出展したのは、画面の前で動くと、動いた位置に合わせてさまざまな音が鳴る「インタラクティブスライドショー」。ビール映像をなぞるとビールを注ぐ音がし、動き続けると画面が切り替わる。広告媒体としての活用を見込むほか、楽器の音色を仕込んでおけば、踊って演奏できる楽器にもなる

主人公を操作できない携帯ゲーム

 「最新の携帯電話画面に、『わざわざ』16×16ドット、ほんの数色で作ったキャラクターたちを遊ばせる」(資料より)――携帯ゲーム「ドット君」は、主人公の行動を制御できず、ただ眺めるだけのゲームだ。出展したディアフィールドの説明員は「神様の気分になれる」と話す。

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 主人公の性格は、登録時の性格診断で決まる。登録後は主人公が歩き回るのをただ見ているだけ。ゲーム開始当初は、世界には自分のドット君1人しかいないが、他のプレーヤーと赤外線通信すれば仲間のドット君を増やすことができる。

 ドット君が増えると、流行が生まれる。誰かが新しい踊りや歌を思いつき、口コミで広めていくのだ。プレーヤーはその様子をただ黙って眺めているだけ。「いつか、地球の全人口、60億人のドットくんを携帯の中に住まわせたい」(説明員)

新方式の裸眼立体視、欲望に忠実な特撮ムービー「Pマン」

photo 目が疲れにくいという裸眼立体視ディスプレイをNTTサイバースペース出展(関連記事参照)。液晶2枚を前後に配置し、その輝度比によって立体感を得る。映像が目の錯覚を利用する裸眼立体視のディスプレイよりも目が疲れにくいとしている。パチンコ機への搭載が決まっているという
photo 戦闘シーン“しか”ない創映会の特撮ムービー「Pマン」のヒーロー。Pマンは、スタッフが小学生時代にノートに連載していた落書きマンガを完全映像化した作品。「特撮番組は、戦闘シーン以外は楽しくない」と、戦闘シーンだけで構成した5分番組を作った。「特にストーリーもなく敵がどんどんでてきて、次から次にやられていく」(説明員)。スタッフはほとんどが本業のかたわら、製作に参加しているという。「いつかこの仕事だけで食べていきたい」(説明員)。初製作からそろそろ10年になるという
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