米Googleは10月20日、第3四半期(7〜9月期)決算を発表した。売上高は前年同期から96%増えて15億7800万ドルとなり、純利益は3億8100万ドル(1株当たり1.32ドル)で、前年同期の5200万ドル(同19セント)に比べて7倍強となった。
今回から発表項目に加わった非GAAPベースの実質利益は4億3700万ドル(同1.51ドル)だった。売り上げ増大の背景として、各国で広告主とパートナーネットワークの拡大が続いていることと製品の強化を挙げ、トラフィックの季節的な減少が相殺されたと説明している。
Google直営サイトの売り上げは前期比で20%増えて8億8500万ドルとなり、売上高全体に占める割合は56%。パートナーサイトを通じたネットワーク収入は同7%増の5億7500万ドルとなり、全体に占める割合は43%だった。
米国外の売り上げが全体に占める割合は39%で前期比で横ばい、前年同期の35%からは増加した。
広告収入のうち、パートナー企業に分配するトラフィック獲得コストは5億3000万ドルに増加。広告収入に占める割合は34%となり、前期の36.1%から減少した。これは、売り上げ構成がGoogleネットワーク収入からGoogleサイト収入へとシフトしていることを反映したものだと説明している。
エリック・シュミットCEOは発表文で「インターネット資産にとって通常なら減速する季節だが、当社は再び素晴らしい業績を上げた。エンドユーザーと情報の質を重視する姿勢、および世界の広告事業が引き続き非常にうまくいっている」とコメントしている。
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