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タカラは23億の最終赤字、トミーは営業減益――合併2社中間

» 2005年11月15日 20時35分 公開
[ITmedia]

 来年3月に合併するタカラとトミーは11月15日、2005年9月中間期連結決算を発表した。タカラは業績が回復しているものの、23億1500万円の最終赤字(前年同期は28億800万円の最終赤字)を計上。トミーは前年同期比2.5%の増収だったが、営業利益は同35.1%減った。

 タカラの売上高は、同2.9%増の511億2500万円、営業損益は14億7900万円の損失(前年同期は43億7500万円の損失)、経常損益は同17億3300万円の損失(同42億8600万円の損失)。

 子会社のアトラスの手がけるアミューズメント事業以外の分野はすべて営業損失を計上しているが、カードゲーム「デュエル・マスターズ」などが好調。コスト削減効果もあり、損失幅が縮小した。

 トミーは、売上高が前年同期比2.5%増の388億100万円、営業利益が同35.1%減の12億円、経常利益が同51.7%減の8億8700万円、純利益が同2.5%増の8億5700億円。

 「きかんしゃトーマス」シリーズやディズニー関連商品が売上げを伸ばしたが、トミカやプラレールなど定番が不調。物流拠点移転による一時経費発生の影響も加わり、大幅な営業減益となった。

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