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IBM、XMLネイティブサポートの次世代DB2「Viper」を披露

» 2005年11月17日 09時13分 公開
[ITmedia]

 米IBMは11月16日、次世代DB2データベース「Viper」を披露した。サービス指向アーキテクチャ(SOA)により管理やデータアクセスが容易な設計となっており、2006年中にリリースが予定されている。

 データベースサーバ担当副社長であるボブ・ピキアーノ氏はアトランタで開催のXML 2005 Conference基調講演でDB2 Viperの計画について明らかにした。同氏によれば、ViperはネイティブXMLデータ管理とリレーショナルデータ機能を併せ持つ初のデータベースだという。Viperは既に一部の顧客、デベロッパー、パートナー企業においてテスト段階に入ったことも明らかにした。

 「DB2 Viperはデータベースというゲームにおけるルールそのものを根底から変えるものだ」とピキアーノ氏。XMLデータと既存のリレーショナルデータをシームレスに取り扱い、XMLデータはリフォーマットする必要がなくなるという。

 また、XMLデータ専用のクエリー手法として、XPathを拡張して急速に採用が進んでいるXQueryをサポートしている。

 IBMはZend Core for IBMを使うことにより、PHPの開発コミュニティーによる支援をとりつける計画も表明した。

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