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高エネ研Bファクトリー計算機はデルのブレード1200基に

» 2005年11月17日 19時30分 公開
[ITmedia]

 デル、ネットワンシステムズ、ソニーブロードバンドソリューションの3社はこのほど、高エネルギー加速器研究機構(KEK)から「Bファクトリー計算機システム」を受注した。

 BファクトリーはKEKが設置された直径約1キロの加速器。B中間子と反B中間子の対を作り出し、崩壊を観測する素粒子実験を実施している。素粒子分野では国際競争が激化しており、大量のデータを迅速に解析するため、計算機の性能強化を決めた。

 システムは、EM64T対応Xeonを搭載したデル製ブレードサーバ「PowerEdge1855」×約1200基(約2400CPU)で構成する。デルが世界で受注した中で2番目の規模になるという。ネットワンはプライマリベンダーとして基幹ネットワークの構築や運用を担当。ソニーブロードバンドソリューションは大容量ストレージ「PetaSite S」シリーズを提供する。

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