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FTTHの伸び、ADSLの2倍以上に

» 2005年11月29日 20時46分 公開
[ITmedia]

 MM総研が11月29日に発表した9月末時点のブロードバンド加入者数調査によると、FTTHの成長が急加速する一方、ADSLの鈍化が顕著になっている。同社は「ブロードバンドの主役がADSLからFTTHに一気に移行していく」とみている。

 FTTH回線は、3月末より127万9000件増えて394万1000件に。半年で1.5倍にふくらんだ。ADSLは同56万4000件の純増にとどまり、回線数合計は1426万5300件となった。

 FTTHシェアは、トップがNTT東で33.0%(130万1000件)、2位はNTT西で26.8%(105万5000件)、3位はユーズコミュニケーションで9.6%(37万6600件)、4位はケイ・オプティコムで7.7%(30万2000件)。ソフトバンクなどを含むその他事業者は22.9%(90万6400件)。各事業者とも順調に回線数を伸ばしている。

 FTTH回線急増の背景には、都心部の集合住宅へのFTTH回線導入が増えているほか、各事業者がプロモーションに力を入れていることがあると同社は分析。FTTH回線数は、来年3月末に535万件、2007年3月末に905万件、2008年3月末に1390万件に拡大すると見込んでいる。

 ADSLの事業者別シェアは、ソフトバンクBBがトップで34.9%(497万2000件)。2位はNTT東日本で20.8%(297万1000件)、3位はNTT西日本で18.3%(260万5000件)、4位はイー・アクセスで13.4%(149万6000件)、5位はアッカ・ネットワークスで10.4%(116万6000件)。

 NTT西は、3月末と比べてシェアを1.0ポイント伸ばした。NTT東も同0.1ポイント伸ばしたが、ソフトバンクBBは横ばい。イー・アクセスは0.4ポイント減、アッカは0.3ポイント減となっている。

 ADSL回線数は、来年3月末に1465万件となる見込み。2008年3月末でも1520万件と微増にとどまると見込ている。

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