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Opera Miniブラウザ、世界に向けて提供開始

» 2005年12月21日 08時27分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Opera Softwareが提供しているJava携帯向けWebブラウザ「Opera Mini」が、誰でもダウンロードできるようになった。Opera Miniの正式な世界ローンチは1月に予定されており、これまで同アプリケーションをダウンロードできるのはスカンジナビア諸国とドイツの在住者に限られていたが、Operaが密かにこの制限を撤廃したことを、広報が確認した。

 Webのフルブラウジングは普通、スマートフォンか強力な処理能力を持った携帯電話でしか利用できないが、Opera MiniはWAP機能を強化して、Java対応携帯でWebを閲覧できる設計になっている。

 携帯電話ユーザーは、Opera Mini Javaアプリケーション(サイズ100Kバイト未満)を自分の携帯にダウンロードできる。この小型クライアントはOperaが運営しているサーバと通信し、このサーバでWebページのサイズを縮小、携帯電話に高速転送して小型スクリーンで閲覧できるようにする。

 バックエンドサーバはOperaがホスティングしており、ユーザーは携帯電話ネットワークの利用料金を別とすると、同アプリを無料でダウンロードして利用できる。Opera Miniを利用すると、Webサイトのサイズが携帯電話に送信される前に70〜80%縮小されるため、加入者が携帯キャリアに支払う料金が減るはずだという。

 利用するにはJavaアプリケーションをダウンロードできる携帯電話が必要。現在使われている7億台以上の携帯電話が、Opera Miniのダウンロードに対応しているという。

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