携帯電話へのフルブラウザ搭載は、今や全世界的な流れだ。Nokiaの新端末には独自のフルブラウザが搭載されている。ハイエンドマルチメディア端末であるNseriesの「N80」「N71」「N92」、そしてエンタープライズ向け端末Eseriesの各機種に組み込まれている。
JavaScriptにも対応した「Nokia Web Browser」。ビジュアル面での特徴はWebページ全体を縮小して半透明表示し、現在画面に表示されている場所を教えてくれる「Mini Map」機能だ。十字キーでWebをスクロールさせると現れ、ページの全体像が確認できる。RSSフィードにも対応した。
右ソフトキーの「Back」を押すと、単に前のページに戻るのではなく閲覧したページの履歴がアイコン的に表示される。
Nokiaによると、これはOperaなどのハイエンドブラウザに対抗するものというよりも、今後Nokia端末に搭載していくWebブラウザのミニマムなスタンダード。Nseries、Eseriesは現在Symbian OS/S60プラットフォームを採用しており、高機能なフルブラウザはアプリケーションをダウンロードして追加することで対応できる。
合わせて無線LANを内蔵したEseriesが、どのように無線LANを利用するのか簡単に紹介する。
Webブラウザを立ち上げると、GPRSや無線LANなどどのネットワークを使って接続するのか選択する画面が表示される。無線LANを選択すると、検出された無線LANのアクセスポイントが電波強度付きで表示される。現在のところ、アクセス方法の自動切り替えには対応していないという。
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