これぞデザイン端末──“スティック型”Nokia 7380に触ってみた:Destination Nokia

» 2005年11月17日 16時16分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 フランス語のL'Amour(愛)を冠したNokiaの「L'Amour Collection」は、エレガントという言葉がぴったりとくるファッションカテゴリーの携帯電話だ(10月19日の記事参照)。日本の“デザイン端末”とはひと味違う、飛び抜けた形状を持つスティック型端末「Nokia 7380」に、オーストラリアのシドニーで触ってみた。

 幅30ミリ、厚み20ミリ、長さは14ミリとICレコーダに見間違うばかりのデザイン。体積は63ccしかなく重さは80グラムだ。ダイヤルボタンを一切持たない割り切ったデザインは、アール・デコ風のファッション端末「7280」(2004年9月10日の記事参照)を引き継ぐもの。操作は中央の回転式ダイヤルで行う。初代iPodのように物理的に回転させる方式だ。

 裏面はコンパクトカメラのよう。フラッシュライト付きの2Mピクセルカメラを備えており、動画の撮影も可能だ。NOKIAの文字が刻印された本物の革を貼り付けてあるという。

 カメラ撮影時の様子。日本の端末でいえば背面液晶サイズでしかないディスプレイに、カメラの映像が表示されている。操作キー上に付けられた“タグ”が、7380が洋服のようなファッションであることを主張している。

 待受時には画面が消え、前面はほぼすべて鏡となる。後ろにイヤフォンマイクが見えるが、実はMP3プレーヤー機能やラジオチューナー、ボイスレコーダー機能も備える。ただし外部メモリスロットは備えていない。

 ダイヤルボタンがなくてもメールの送受信はできるようになっている。どうやって文字を入力するのかというと、回転ダイヤルを回して、画面に表示される文字を選択していく。文字の候補はabc……順に出るのではなく、単語辞書を参照しながら続きやすい文字が近くに出るようだ。

 L'Amour Collectionは全3機種。いずれもキャリングポーチとリストストラップが付属する。右の「7370」は液晶が回転するリボルバータイプの端末だ。

 かなり凝ったリストストラップが付属する。花を象った模様と、各所にあしらわれた皮はL'Amour Collectionの特徴でもある。

 単なる道具としてだけでなく、海外ではステータスシンボルやファッションアイテム的な意味合いで携帯が使われることも多い。SIMを抜き差しするだけで端末を交換できるGSMだけに、こうした飛び抜けたデザインの端末も登場するのだろう。惜しまれるのは、L'Amour CollectionはいずれもGSMのみの対応であること。今後、全世界でW-CDMAが普及してくれば、Nokiaのデザイン端末もW-CDMA対応となる日が来るだろう。日本で使える日が待ち遠しい。

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