米America Online(AOL)は3月6日、カスタマイズ版のAOL Instant Messenger(AIM)を社外のデベロッパーが開発できる新プログラム「Open AIM」を発表した。
このプログラムでは、独立系のデベロッパーやオンラインコミュニティー、サイト、サービスなどが、AIMプラットフォームを基盤とした新しいプラグインやカスタム版のコミュニケーションクライアントを開発し、AOLのAIMとICQ、AppleのiChatにアクセスすることが可能になる。
デベロッパー向けサイトを通じて同日から、開発ツール「AIM Software Development Kit(SDK)」のダウンロード提供を開始。このツールではAOLのプロプライエタリなプロトコルをサポートし、リアルタイムのテキスト、音声、ビデオ通信機能とセキュリティ機能を備えた新クライアントを開発できる。Open AIMプログラムへの登録と、AIM SDKの利用は無料。
同プログラムの一環としてAOLでは、WebEx Communicationsと提携してオンデマンドの企業向けAIMサービス「AIM Pro」(コードネーム)を開発している。AIM Proは4〜6月期中に登場予定で、AOLのIMネットワークとWebExのMediaToneネットワークを活用する。個人および中小企業向けのプロフェッショナルエディションと、大企業向けに中央管理機能を備えたエンタープライズエディションのリリースを予定している。
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