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監視委、ライブドアと堀江前社長ら告発

» 2006年03月13日 18時08分 公開
[ITmedia]

 ライブドアの証券取引法違反事件で、証券取引等監視委員会は3月13日、ライブドアが決算を粉飾したとして、同法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の容疑で堀江貴文前社長ら5人と法人としてのライブドアを東京地検特捜部に告発した。

 堀江前社長らは、同社の2004年9月期連結決算で、自社株の売却益を売上高に計上するなどし、約3億円の経常赤字を約50億3400万円の経常黒字に粉飾し、その通りに作成した有価証券報告書を関東財務局に提出した疑い。

 告発を受け、東京証券取引所は、東証マザーズに上場する同社株の上場廃止を決める見通しだ。有価証券報告書の虚偽記載が上場廃止基準に抵触するため。

 他に告発されたのは、熊谷史人取締役、宮内亮治前取締役、岡本文人ライブドアマーケティング前社長、中村長也ライブドアファイナンス前社長。

 堀江前社長らは同法違反(偽計取引、風説の流布)の罪で既に起訴され、有価証券報告書の虚偽記載容疑で再逮捕されている。特捜部は拘置期限が切れる14日に堀江前社長らを追起訴する見通し。

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