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Hynix製フラッシュに輸入販売差し止め命じる 東芝訴訟判決

» 2006年03月24日 16時33分 公開
[ITmedia]

 韓国Hynix Semiconductorが東芝のフラッシュメモリ関連特許を侵害したとして、東芝がHynix日本法人を相手取り、製品の輸入販売差し止めと損害賠償を求めていた訴訟の判決が3月24日、東京地裁であった。高部真規子裁判長は特許侵害を認め、Hynix日本法人に製品の輸入販売の差し止めと784万円の賠償を命じた。

 東芝は2004年11月、Hynixが東芝のNAND型フラッシュ関連特許3件を侵害しているとして、ハイニックス・セミコンダクター・ジャパンに対し輸入販売差し止めと損害賠償を求めていた。東芝は米国でもフラッシュメモリとDRAMの特許を侵害されたとして訴訟を起こした。

 東芝のNAND型フラッシュ事業は、同社の営業利益の半分を稼ぎ出す半導体事業の柱。携帯プレーヤー市場の拡大などでおう盛な需要を背景に、多額の資金を投じて生産能力を引き上げている。

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