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Yahoo!オークション手数料が5%に値上げ

» 2006年04月19日 17時01分 公開
[ITmedia]

 ヤフーは4月19日、「Yahoo!オークション」の本人確認方法を変更するなど、取引の安全性を高める取り組みを順次行うと発表した。これに伴い5月21日から、落札システム手数料を現行の3%から5%に値上げする。

 本人確認は従来、登録された住所宛てに配達記録郵便を送付することで行っていた。出品者確認を厳格化するため、5月以降、受け取りの際に指定配送業者に対し運転免許証などの本人確認資料の提示を必要とする「配送本人確認」に変更する。

 また出品者−落札者間でトラブルが起きた場合に、当事者による主体的な解決を支援する「アドバイザリーサービス」を7月に導入する予定。

 セキュリティ面も随時強化を続ける。Yahoo!オークションからのメールをYahoo!メールで受信した際、分かりやすい目印が付くシステムを追加。同オークションをかたったメールによるパスワードの不正取得を防止する。不正利用を防ぐ検知システムも引き続き活用する(関連記事参照)

 また新サービスとして、7月から「Yahoo!ポイント」を落札代金の支払いに利用できるようにする。また「Yahoo!ショッピング」などで始まっているアフィリエイトプログラムも導入する予定。

 手数料の値上げは5月21日午前0時以降の落札分から適用。従来は落札額の3%分だったが、これを5%に上げる。

 その一方、Yahoo!JAPAN IDだけでオークションストアの商品を入札・落札できるキャンペーンを実施するほか、出品無料キャンペーンを定期的に行う。サーバの倍増やバックボーン増強など、急増するアクセスにも対応できるシステム強化も図っていくとしている。

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