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MS、Windows Vistaのメディア機能を明らかに

» 2006年04月25日 14時53分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは4月24日、「Windows Vista」のメディア機能について放送事業者のカンファレンスNAB2006で明らかにした。

 高精細ビデオなどのコンテンツの再生にはOSリソースの効率的な活用が必要となるが、Windows Vistaのオーディオ・ビデオアーキテクチャは高性能、安定性、原音忠実度に重点を置いて構築されていると同社は説明している。

 同社はWindows Vistaのメディア機能の改良点として以下の点を挙げている。

  • 異常からの回復力:Vistaにはオーディオ・ビデオ処理の優先度を高める機能が盛り込まれており、異常からの回復力が大きく高まっている。これにより処理能力を要する高精細コンテンツでもシームレスな再生が実現される。
  • 高忠実度再生:デフォルトで32ビット浮動小数点演算処理を行い、従来よりも高品質なデジタル信号処理を実現し、最高144dBの信号対雑音比をサポートする。
  • デバイスロール:「一般」「音楽・映画」「通信」の3つのデバイスロールを提供することで、各種のデバイスや周辺機器のセットアップを容易にする。
  • アプリケーションごとの音量設定:これまでのWindowsではすべてのアプリケーションで音量が同じだったが、Vistaではアプリケーションごとに音量を調整できる。

 またMicrosoftは、「Windows Media Center for Windows Vista」の新しいプラットフォーム機能も明らかにした。

  • Windows Media Center Presentation Layer:開発者はWindows Media CenterおよびMicrosoft .NET Frameworkと同じレンダリング技術を使って、凝ったビジュアルのアプリケーションを作成できる。
  • Hosted WinFX XAML Browser Applications(XBAP):Media Center開発者はWinFXプラットフォーム・ツールを活用して、家庭向けのリッチな双方向サービスを開発できる。

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