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東芝、08年度に売上高7.8兆円・営業利益率5%に

» 2006年05月11日 20時37分 公開
[ITmedia]

 東芝は5月11日、2008年度までの中期経営計画を発表し、2005年度の売上高6兆3400億円から、2008年度には7兆8000億円に伸ばす目標を掲げた。2005年度に3.8%だった営業利益率は5.0%以上に改善させ、国内電機トップクラスの利益水準を目指す。

photo 経営計画を発表する西田社長

 世界大手のNANDフラッシュやHDD、2007年度に製品を発売予定のSEDなど、成長領域の電子デバイス・デジタルプロダクツと、米Wastinghouse買収で強化する安定領域の社会インフラ事業など、全分野で持続的成長を図っていく。

 2006年度から2008年度まで、売上高は年率7%成長を目指し、2010年度には売上高9兆円、営業利益率6%(5400億円)が目標。

 設備投資は2008年度までの3年間で総額2兆400億円を計画し、半分はNANDフラッシュなどの半導体に投じる。投資負担は事業の利益でまかなえるとし、3年間のフリーキャッシュフローは1000億円の黒字を見込む。研究開発費は売上高比率6%を維持、3年間で1兆2600億円の予定。

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