米Microsoftは5月23日、オンライン地図検索サービス「Windows Live Local」の新版を発表した。
この新版では、リアルタイムの交通の流れや事故情報を表示する機能が追加されている。交通データはTraffic.comが提供している(この機能は米国版でのみ利用できる)。
ユーザーがお気に入りの場所のリストを作成したり、写真を添付して、それをScrachpadに保存できる「Collections」というソーシャルネットワーキング機能も加わった。Collectionsは保存して後で呼び出したり、「permalink」を付けたり、メールやMSN Spacesのブログで誰かと共有することもできる。
またWindows Live Messengerと統合され、地図や場所の情報をチャットで簡単に共有できるようになった。OutlookとWindows Live Localを統合するアドインもリリースされ、Windows Live Localの地図機能をOutlookカレンダーに統合できるようになった。これにより、Outlook内から地図や会合場所への道順を探したり印刷できるという。このアドインはWindows XPとOutlook 2003に対応し、無料でダウンロードできる。
さらにMicrosoftは英国版とカナダ版のWindows Live Localを立ち上げた。地域情報検索や経路案内を利用できるが、航空写真を斜めから見られるBird's-eye-viewやリアルタイム交通情報などは今後追加される予定だ。
またこの日、同社は開発者が自分のアプリケーションにWindows Live Localの地図機能や画像、検索機能などを組み込めるVirtual Earthマップコントロールをリリースした。このマップコントロールは商業利用にはライセンスが必要だが、無料で限定的に利用することもできる。住所検索、経路案内、地域情報検索の改良、Collectionsなどの新機能が含まれる。
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