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オンキヨー、今期も最終赤字見通し

» 2006年05月25日 20時22分 公開
[ITmedia]

 オンキヨーが5月25日発表した2006年3月期連結決算は、純損益が8億9400万円の損失(前期は3億6900万円の利益)になった。

 売上高は450億5000万円(前期比1.4%増)、営業損益は5億1900万円の損失(前期は7億7700万円の利益)、経常損益は6億2600万円の損失(同3億4800万円の利益)。

 国内売上高の減少を欧米市場で補完して増収だったが、販売単価の下落で粗利率が大幅に悪化、赤字に転落した。デジタルプレーヤーの急速な普及でミニコンポ製品が苦戦しており、インテルと協力関係を強化してPC市場に参入、オーディオ専業からの脱却を図っている(関連記事参照)

 今期連結業績予想は、売上高が460億円、経常利益がゼロ、純損益が3億5000万円の損失。粗利率の低下が続く上、構造改革費用の計上などで最終赤字になる見通し。

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