ネットレイティングスの調査によると、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)「mixi」のバナー(インプレッション数、家庭からのアクセス)が、今年2月時点でYahoo!JAPANに次いで2位に浮上したことが分かった。
mixiの2月のバナー表示回数は11億2300万回。Yahoo!と比べると40分の1だが、3位のエキサイトの倍近くを稼ぐ。クリック率は0.04%と、Yahoo!(0.02%)の倍だった。「バナー広告の媒体といえば、みんなYahoo!などポータルを見ていたが、mixiがあっという間に抜き去ってしまった。mixiはすでに強力なメガ媒体、マス媒体と言っていいだろう」(同社の萩原雅之社長)
バナー接触者数は223万4000人とYahoo!の15分の1、エキサイトの半分以下だが、「ユーザーの中心であるM1(男性20〜34歳)、F1(女性20〜34歳)層を意識した広告が目立つ」といい、ターゲットを絞った広告媒体として利用されているようだ。
mixiは、1人あたりの利用時間が長いのも特徴だ。昨年10月の調査では、mixiのユニークユーザー(UU)数は調査対象中235位だが、UU数×平均利用時間で算出した総ネット利用時間は7位。「利用時間は伸び続けており、今調査すればおそらく3〜4位になっているだろう」(萩原社長)。mixiと同様、UUはそれほど多くないが総利用時間が長いサイトには、ハンゲームやイートレード、日本中央競馬会(JRA)などがある。
mixiのユーザーが増える余地はまだまだあると、萩原社長は指摘する。「国内ネットユーザーのmixi利用率は6.5%だが、米国最大のSNS『MySpace』は、米国ネットユーザーの20%が使っている。mixiがMySpaceほどに伸びるか注目したい」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR