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日本のGoogleユーザー、年3割増 「Video」も55万人利用

» 2006年05月30日 18時38分 公開
[ITmedia]

 ネットレイティングスが5月30日に発表した4月のネット利用動向調査結果(家庭からのアクセス)によると、Googleの各サービスユーザー数が昨年同月の1086万人よりも31%増え、1420万3000人になった。Yahoo! JAPAN(昨年同月比14%増)や楽天(同9%増)よりも伸び率は大きく、同社は「ここ1〜2年で相次いで提供した新サービスが貢献した」と見ている。ページビューは同44%伸びている。

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 昨年7月に日本語版が公開されたGoogleマップ/ローカルが156万人を集めたほか、日本語版がまだ公開されていない「Google Video」も55万人が利用した。米国の動画共有サービスでは「YouTube」も日本から月200万人が利用しており、人気が高い(関連記事参照)。同じく英語版のみのGoogle Earthは20万7000人が利用した。

 昨年4月からあったサービスでは、検索が同26%増の1289万人、イメージ検索が同38%増の195万3000人、ツールバーが同31%増の35万9000人に利用された。ニュースと翻訳はユーザーが減っており、ニュースが同14%減の989万人、翻訳が同19%減の30万5000人。

 同社の萩原雅之社長は「Googleは検索以外のサービスも充実させてきており、“Google=検索”という一般ネットユーザーの認識も今後変わっていく可能性が高い。また、他のポータルサイトへの検索エンジン提供や、GoogleマップのAPI利用サイトなどにより、Googleドメイン以外での“間接的利用者”も増えていると考えられる」とコメントしている。

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