「TypePadならたった5分で“萌えログ”の世界に」――ブログホスティングサービス「TypePad」を提供するシックス・アパートが、個人向けマーケティングに本腰を入れる。まずは「萌え」をキーワードにアキバ系サイトで広告を展開。「TypePad」のブランドをアピールしていく。
米SixApartの日本法人である同社は、2003年の設立当初から企業への導入に注力してきた。ニフティの「ココログ」やOCNの「ブログ人」などにシステムを提供しているほか、企業ブログの構築も多く手掛けている(関連記事参照)。同社の関信浩代表取締役は昨年9月の時点で「売り上げは個人向けより法人の方が圧倒的に多い」と語っていた(関連記事参照)。
企業向け事業は順調に伸びているものの、個人ユーザーの認知はまだ低いという認識。スタッフが増えて余裕ができた今のタイミングで、新たに個人向けマーケティングを行うことに決めたという。
「さまざまなタイプのユーザーにTypePadを知ってほしい」と同社広報担当者は語り、アキバ系サイトを皮切りに、映画サイトやグルメサイトなど、ネット上のさまざまな専門媒体に広告出稿する計画を明かす。
出稿第1弾となったアキバ系媒体は、ニュースサイト「アキバBlog」と「にゅーあきばどっとこむ」、オタク専門SNS「otaba」の3つ。広告内では「TypePadならたった5分で“萌えログ”の世界に」とPRし、「まずはどんどん使ってみて下さいね。ご主人様♪」などと語りかけている。「それぞれの媒体に近い言葉で語ることを意識した」(広報担当者)
多くのプロバイダーが無料でブログスペースを提供する中、TypePadは有料サービス。サーバの安定性やサイトデザインの自由度、独自ドメインが利用できることなどを広告でPRし、ブランド認知を高めながらユーザーを増やしていく作戦だ。
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