米Googleは6月12日、Google Earthの1周年を記念して初のメジャーアップデートを発表した。
最新版となるGoogle Earth 4(β版)ではユーザーインタフェースをスリム化し、サードパーティーおよびユーザーがコンテンツを作成・表示できる新ツールが加わった。
衛星画像の解像度は約4倍アップ。世界の人口密集地の3分の1以上で、1メートルを切る高解像度の画像が表示されるようになったとしている。このデータベースは現在のところGoogle Earthでのみ提供しているが、近くGoogle Mapsでも利用できるようにするという。また、3月に買収した3DデザインソフトのSketchUpを利用して、レンガ、ガラスといった建物の外観がリアルに表示されるようになった。
OSはWindowsとMacに加え、初めてLinuxにも対応。フランス、イタリア、ドイツ、スペインの各国語の完全ローカライズ版が導入された。今回のバージョンは、日本語メニューに対応しており、漢字の地名での検索が、一部可能となっている。
地図/地域情報検索のGoogle MapsとGoogle Maps APIも同時にアップデートされ、Google Mapsでは、アプリケーション間で地理情報を交換するためのKML(Keyhole Markup Language)が表示できるようになった。
Google Maps for Enterpriseは企業ニーズに対応して、有料のライセンスとサポートを提供。Webサイトや社内アプリケーションにGoogle Mapsを組み込みたい企業を支援する。Google Maps APIを活用すれば、顧客の所在地や商品の現在位置を地図で表示するといったことが可能になるという。
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